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2011年03月18日 (01:27)

”何故にフランス人はさっさと退避することにしたんだべか?”のおらキア的考察

どうもフランス人とこの手の話をしていると、「もっと適切に原発問題を処理するように日本政府に国際的な訴えかけを強くする(=圧力をかける)必要があるのでは?」って意見が出てきたりもするのだすが、多分オラがぽけっと見ているテレビ番組ではそう言う論調が叫ばれているのかもしれませぬ。

ただ、フランスも決して高度な知的判断からこの原発問題に対して解説したり解決策を示しているのでもないのも確かだと思う一方(その代わり読めない分リスク回避のために避難勧告を出した気がするだ)、実はなんかフランスが独自の情報を元に行動しているのでは?とか勘ぐりたくもなったり不安になったりもするので、その点を冷静に考えてみようと思った次第だす。

詰まるところは、1)安全基準の違い、2)自国と外国の違い、の2点なのだすが、まあそれは以下のようにおらキア的には考えることが出来るのだす。


他の国に先駆けて、退避勧告を出したフランス。その報道も結構真面目にやっているようだして、ル・モンド紙の図解もなかなか直感力に優れているのだす(下図参照)。フランス語がチンプンカンプンなオラでも大体知りたい情報は分かるのだす。風向きも図入りで入っていたりして、知りたい情報を総合的にとらえることが出来るのは日本の新聞との違いかもしれませぬ。
ル・モンド紙サイトの解説図
(図はLe Monde紙(フランス)のサイトから)

右下の赤い円も被爆量を示していて、一番上のでっかいのがチェルノブイリの場合6,000mSvなので、福島の火曜日の検出量400mSv(上から2番目の赤円)はそれと比べるとまだマシというのもすぐに分かるのだす。ちなみに、その下の2つの円はそれぞれ放射線従事者と一般人の年間被曝許容量なわけだすが、これを見ていると、そもそもの判断基準が日本とフランスでは違うことが分かっただ(さすがにクリックして図を大きくしねえと見れねえと思いますだが)。

つまりフランスの基準によれば、
 放射線従事者年間被爆許容量:20mSv/year
 一般人許容量(推奨):1mSv/year

だすので、日本で報道されている年間自然被爆2.4mSv/yearより許容の基準がそもそも低いべね(放射線従事者の日本における許容量は確か年間50-100mSv/yearだったと思うので、同様だす)。日本で考えられている許容量よりも半分以下を安全と考えているようだす。これが第1の点だす。

さて、これを踏まえた上で、この図をよくよく見てみやしょう。被曝量は年間の積算で記載してあるだす(なので、単位はmSv/yearとして考えればいいだ)。福島第一原発からの距離と仮想線量が一目で分かる良い図だと思いやす(あくまでも図としては、という話であって、この仮想線量が本当に計算したものとはまた違うであろうことは留意しておいてくだされ。多分、良くも悪くも)。
仮想的被曝量の区域分け
(図はLe Monde紙(フランス)のサイトから)

この図によれば、半径20km以内が年間10mSvと予想される区域なので、一般人としてはまあ当然避難に値するだべね。で、半径100km区域は年間1mSvと予想される区域なので、ぎりぎりって所だすかね。日本で考えている「2.2mSv/yearくらい自然から受けているので当たり前」とするならば、問題無しだべね。でも、上述のように1mSv/yearを一般人の許容範囲量の基準とするのであれば、ギリギリだすよね。

さらに、これをギリギリだから安全(日本政府)と考えるのか、ギリギリだから退避(by 諸外国)と考えるのかが分かれるわけだすが、持っているデータは同じで、そんなに一遍に住民を避難させるのが困難な日本人と、帰るところがある諸外国の人たちがリスクを取ってとりあえず退避とするのは(しかも何だか日本人の物言いはハッキリしないし)、妥当な判断と言えば妥当かもしれませぬ。というのが第2の点なのだす。

ついでながら、不安を誘うようなアナウンスをしているような民主党による日本政府も、避難領域の設定に関しては一応理解できるのだす(オラは基本的に民主党は嫌いだすが、そうだとしても、ということだす)。


ちなみに、年間500mSv/year被爆すると確実に白血球減少が起こるらしいので、400mSv/hrだったら「こりゃヤバい。緊急退避!!」ってなるのは当たり前だすね。3分以内に退避できたとしても25mSvの被曝だすから、フランス基準だと年間許容量に達してしまうわけだす。(アメリカの基準だと50mSv/yearだそうだべ)。

そんな中、現場で作業を続けている人たち本当にありがてえだ。また被災地で救助活動や支援活動の人たちも、救援物資待っている人たちも頑張ってほしいだ。本当に。ほんでもって自分の家で寝ているのになんだか落ち着かない人たちも頑張んべよ。原発事故に関しては確実に日本のブランド力は低下しているだ(なんせ世界中に少なくとも不安要素をまき散らしているのは確かだすから)。それをまた上げるのはオラたちの頑張りにかかっているはずのだす。

一方で、”羅生門な人たち”は天罰食らってほしいだすが、それについてはまた明日以降。

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Author:ebizo (ebi)
「おら」ことマッドサイエンティストなebizo&その助手ナポリ生まれの猫キアヌ坊(きあぬぼん)は、フランスはパリにてその日暮らしをしているだ。blogの略称は”おらキア”だ。コメントが撥ねられちゃう方はフォームにて連絡下せえ。


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